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新しい道

小学生時代から高校合格まで在籍してくれました。中学時代は、まだ目標が定まらず、進路についてもガツガツした意欲を出さない控えめな受験生でした。ところが、高3の夏前、今まで抑えていた気持ちが爆発したのか、志望校・学部を決めたので合格したい!と再び塾の門を叩いてくれました。2年ぶりに来た彼は、言葉遣いや所作まで、すっかり大人らしくなっていました。私の指摘にも、深く思考を巡らして何度も何度も書き直しました。最初の文章に比べ、週ごとに内容が充実してきました。面接では、かなり緊張しただろうと思いますが、本人は「出来る限りのことは、出し尽くしました」と、達成感が溢れていました。

合格の報を聞いたとき、私も緊張感から解放されました。

夢を叶えるために、大学に行きます。

君の凜々しい制服姿を、いつか見せに来てください。