· 

追悼

私が中百舌鳥で指導をしていた頃、彼は高1でした。がっしりした体格で、挨拶は欠かさない礼儀正しい塾生でした。卒塾後は、自然に疎遠となりました。その後私は非常勤講師として、複数の塾・予備校において修行をさせて頂きました。大学を招いての進学イベントを企画していた時、ある大学の駐車場で偶然YY君と遭遇しました。今思えば、彼の進学先ですので可能性は皆無ではありません。しかし、奇遇でした。何気ない話をして、分かれました。それから何年か後、またまた想定外の場所で遭遇したのです。陸上自衛隊大久保駐屯地記念式典での再会です。YY君はスーツ姿でした。めっちゃ似てるけど、まさか…と思いながらも声を掛けました。「Y君か?」彼も、とても驚いたのを鮮明に記憶しています。それからは、年に何度か遠方より尋ねてくれる様になりました。いろんな話をしてくれました。そこまで言っていいんか?等、とても信頼して頂いていたのだと思います。数年後、体調を壊した彼は、悩んだ結果人工透析を受ける様になり、「しんどいけど、楽になりました」と笑顔で話してくれていました。最後に会ったのは、今年の2月か3月…。「また来ます」と言った、大きな体の後ろ姿を見たのが最後になりました。年齢は確かではありませんが、おそらく43歳位。私と、20歳位違っていたと記憶しています。今朝、彼らしき人が夢に現れました。顔は定かではありませんが、体格は高校時代のがっしりした人でした。会話もありませんが、力強さは感じました。

YYくん、君との思い出はいっぱい有り過ぎて、語り尽くせません。早すぎる旅立ちですが、今は苦しさから解放され楽になられたのではないでしょうか?

YYくんのご冥福をお祈り申上げます。安らかに、お休み下さい。

今まで、お世話になりました。ありがとうございました。